藤田菜七子・見事快挙達成!!次なる挑戦へ
◆JRA女性騎手初の快挙
10月2日、大井競馬場にて行われた交流GII(JpnII)第53回東京盃(ダート1200m)で、単勝人気1.5倍と断然の1番人気を背負い、レースに挑んだ藤田菜七子(22)はコパノキッキング(セン4)に騎乗し、見事なコンビで1番人気に応え、勝利を収めました。これで、JRA女性騎手史上初となる重賞制覇の快挙を成し遂げました。
レース直前まで乗り方が決まっていなかったという藤田はスタート後、2番という絶好の枠を生かし、積極的に内から先頭に立ち、コパノキッキングと共に先頭をキープしたまま直線へ。直線に入っても後続を寄せ付けず、4馬身差で圧勝という見事な勝利を果たしました。
◆馬への感謝の気持ち
レース後藤田は、「凄くホッとした気持ちで、そしてとても嬉しいです。ナイターは2走前に経験していますし、その時よりもイレ込みが少なくて返し馬から凄くいい雰囲気でした。どう乗るかは最後まで迷いましたが、ゲートを出れば主張していこうと思いました。大井の直線が、こんなに長く感じたのは初めてです。馬には本当にありがとう、と言いたいです。これからも一鞍一鞍頑張ります」とコパノキッキングへの感謝の気持ちを表しました。
◆初のGI制覇へ
この東京盃の勝利で、同馬を管理する村山調教師とオーナーであるDrコパこと小林祥晃氏は次走にJBCスプリントへの出走の意向を明らかにしました。これで、この勢いのまま初のGI制覇も現実味が帯びてきました。JBCスプリントが行われる浦和競馬場は超小回りで、大井競馬場よりも直線が短いだけに、この小回りというコースのコーナーで、スピードのあるコパノキッキングをうまく藤田が処理できれば今回見事な逃げ切り勝ちを収めた東京盃の再現、というのが十分あると思います。
スキルのフリマ【ココナラ】
◆2週連続重賞制覇への期待
藤田菜七子初のGI勝利にも期待がかかるところですが、次週10日に門別で行われる交流GIII(JpnIII)エーデルワイス賞(2歳牝馬限定・ダート1200m)で、デビルスダンサー(牝2)に騎乗する予定があり、ここで2週連続重賞制覇に挑む、という事にも期待が集まります。デビルスダンサーは父に、大井の東京大賞典などを勝利した、ダートを得意とするゴールドアリュールを持ち、新馬戦では2着に敗れたものの、次走では1番人気に応え勝利を収めました。2戦1勝2着1回と藤田菜七子との相性もバッチリなようなので期待が持てますね。
◆藤田菜七子の今後
重賞初制覇を果たした藤田菜七子は今後、より一層注目を集めることになると思いますが、プレッシャーにならないように是非快挙を達成して欲しいところですね。
その藤田は今後、10月10日に門別競馬場で行われる交流GIII(JpnIII)第22回エーデルワイス賞(2歳牝馬限定・ダート1200m)に2週連続重賞制覇をかけ、デビルスダンサーに騎乗し、その後11月4日浦和競馬場で行われる交流GI(JpnI)第19回JBCスプリント(3歳以上・ダート1400m)にコパノキッキングに騎乗予定であります。
初のGI制覇はもちろんの事、初の重賞制覇を成し遂げた今、2週連続重賞制覇に期待が集まりますね。
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