日本馬参戦、3頭のはずが・・・もう1頭存在していた!?【凱旋門賞】
日本馬の悲願達成も含め、日本だけではなく世界中から最も注目が集まる、今年で98回目を迎える凱旋門賞。
今年は10月6日に開催され、史上初の凱旋門賞3連覇を目指す最強牝馬女王“エネイブル”(牝5歳)に特に注目が集まるのではないでしょうか。そんな中、同じ史上初でも、日本のファンの願いとすれば、史上初の日本馬優勝に期待が集まるところですよね。
注目が集まる中、今年も凱旋門賞に出走する女王エネイブルがやはり、1番人気になると予想されます。これは、これまでの彼女の実績を考えれば当然な事のかも知れませんが、日本陣営も含め、他の陣営からすれば、打倒エネイブルで優勝、というのが最大の目標ではないでしょうか。
去年、エネイブルは膝の故障で復帰が遅れ、とても順調とは言えない中で1戦を消化し、10月に行われた凱旋門賞、そして11月のBCターフとG1を連勝し、世界最強牝馬という名を一層世界の競馬界に見せつけました。
しかし、去年に続き今年もスタートが遅れてしまったようです。主戦騎手であるデットーリ騎手は「状態は上がってきた、準備はできている」と自信のコメントをしていますので、ますます3連覇への期待が高まります。
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もちろん史上初の凱旋門賞3連覇、エネイブルも注目ですが、我々としてはどうしても日本馬の初勝利に注目が集まってしまいますよね。今回日本からは、選ばれし馬、ブラストワンピース・キセキ・フィエールマンの3頭が打倒エネイブルに向けて出走を予定しており、優勝への期待が集まっております。
そんな中、気にしている方もいらっしゃるかと思いますが、出走予定の日本馬3頭の他に日本の影武者的な存在が存在する事をご存じでしょうか。その名も『Japan』(ジャパン)という馬。2016年生まれの牡馬で、アイルランドを拠点として活動するクールモアというグループの所有馬であり、馬名の由来はまさしく“日本”だそうです。ですが日本競馬には参入してなく、同オーナーは所有する馬のほとんどを、A.オブライエン厩舎に預けているといいます。名門、A.オブライエン厩舎と言えば今回の凱旋門賞で、ブルーム(残念ながら同馬の体調不良により凱旋門賞回避)の騎乗を武豊騎手に依頼した厩舎でも知られております。そして、オブライエン厩舎の主戦騎手は、日本でも知られるライアン・ムーア騎手であります。
馬名の由来が“日本”という馬“ジャパン” JRA-VAN
その、馬名の由来が“日本”という、ある意味での日本馬!?が、上記に挙げた3頭と共にレースを走る事となります。そんな“ジャパン”の気になる成績ですが、デビュー戦は7着という不本意な成績に終わったものの、その後は勝利を重ね、7月に行われたパリ大賞典(G1・芝2400)では、凱旋門賞と同じパリロンシャン競馬場で1番人気に応えて見事勝利を含め、現在通算8戦5勝という好成績を残しております。
今回の凱旋門賞は、史上初であるエネイブルの3連覇はもちろん、日本馬の初勝利、そして“ジャパン”を含めた外国馬の逆転なるか、と大変見応えのあるレースになる事は間違いないですね!!
keiba-headline
10月6日11:05分発走予定、間違いなくテレビにクギ付けになりますね・・・今から当日が本当に楽しみです。
日本馬3頭、そして“ジャパン”にも注目し、勝負の行方を見守りたいと思います。現場には届かないかもしれませんが、競馬ファンならずとも、是非皆様で盛り上がりましょう。
最後までご覧いただきありがとうございました。