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ラグビーワールドカップ2019・試合以外に注目集まるも、対応さまざま

9月20日に開幕したラグビーワールドカップ日本大会(9月20日~11月2日)ですが、ワールドカップ歴代3回の優勝を誇るニュージーランド代表「オールブラックス」 と歴代2回優勝している、南アフリカ代表「スプリングボクス」がプールBで同組に入り、優勝候補同士が1次リーグから対戦するという注目のカードがありました。その注目の試合は、21日横浜国際総合競技場で行われ、ニュージーランド代表が23-13で南アフリカ代表を破り、2011年と2015年の優勝に続き大会3連覇をかけ、幸先の良いスタートを切りました。

 

 

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一方、9大会連続9度目の出場となった世界ランキング10位の日本「チェリーブロッサムズ」ですが、東京スタジアム20日に初戦をロシアと戦い、30-10で見事勝利を収めました。しかし次戦、小笠山総合運動公園エコパスタジアムにて現在世界ランキング1位(2019年9月16日付)の格上、アイルランドとの対戦が控えています。自国開催なだけに、日本の声援を受け、どんな戦いになるか注目です。

 

 

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今大会、アジアで初開催となるワールドカップラグビーですが、日本で行われるという事もあり、ラグビー以外に注目を集めている事があります。それが、海外選手たちのタトゥーです。 日本を訪れる外国人旅行者は近年、急増しており、2020年東京五輪には4000万人の受け入れを目指しているといいます。そんな中ですが、今大会では各施設で対応が分かれているといいます。

 

 

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一般的には日本の昔ながらの風習によりタトゥー=ネガティブな印象、という見方がどうしても残っているという面があるのではないでしょうか。もちろん、個人それぞれでタトゥーに対する考え方は賛否色々あると思います。日本でもファッションとしてなど、タトゥーを入れている人もいますし、入れるのは個人の自由でもあります。しかし公共の場においては規制が厳しい、というのが日本の現状ではないでしょうか。

 

 

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国によってはタトゥーは文化だという事で入れるのが一般的、という国もありますし、日本以外の国は比較的タトゥーへの偏見が少ないのだと思います。例えばサモアですが、タトゥーはの伝統文化であり、一定の年齢になると若い男子のほとんどがタトゥーを入れるといいます。

 

ワールドラグビーは数年前から、各チームに対して、公共のプールや入浴施設、ジムを使用する際にはタトゥーを隠すように奨励していたようです。チームだけでなく、観戦に訪れる観光客に対しても、同様にタトゥー隠し、についての注意が呼びかけられており、それに対し、ニュージーランドのメディアによると、奨励に対して異議を申し立てたチームは無かったとしています。今大会では各チームにシャツ型の水着「ラッシュガード」も配布しておりプレーヤー達も理解しているようです。

 

各施設の対応は以下のようになっているようです。愛知県にある猿投(さなげ)温泉「ホテル金泉閣」では、 「多くの市民が誘致に関わったW杯に協力するため認めることにした」と、通常タトゥーをしたお客の入浴を禁止しているが、W杯期間中は、外国人の宿泊客に限って認める。と大会期間中の期間限定で入浴許可をするとしています。

 

大阪市の空庭(そらにわ)温泉では、 タトゥーをした外国人客に対しては施設で販売する、10センチ×14.5センチのシール5枚以内で隠せれば入場を許可するとしています。

 

国内有数の温泉地・大分県別府市では、日本人客約2000人にアンケートした結果、入浴を「認めてもいい」との回答は12%にとどまり、全面受け入れを見送ったようです。タトゥーをした外国人客には、入浴可能な市営温泉などを案内するという事です。

 

一方、決勝戦などが行われる横浜市温浴施設は、大会中もタトゥー客の入場を断るようです。理由として担当者は「タトゥーには反社会的勢力のイメージが強く、客が怖がる」と話しているようです。

 

このようにタトゥーを許可するところ、期間限定で許可するところ、条件付きで許可するところ、全面的に不許可とするところ、それぞれ対応が分かれております。

 

 

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古いことわざで「郷に入っては郷に従え」という言葉がありますが、日本ではどうしても、公共の場である海や温泉施設、その他の施設でもタトゥーへの規制が厳しくなっております。まだまだ日本人のマナー、ルールというのが世界には認知されていないというのが現状だと思われます。2020年東京五輪に向けて、今回のラグビーワールドカップ日本大会で、日本のマナーや文化を広め、認知してもらえる事を願いたいと思います。

 

 

最後までご覧いただきありがとうございました。