【渋野日向子】2度目の米ツアー参戦発表！！悲願の東京五輪出場権獲得へ
◆米ツアー参戦発表◆
8月に行われた『AIG全英女子オープン』で、日本勢42年振りのメジャー優勝を果たした渋野日向子（20・RSK山陽放送）ですが、10月31日から11月3日まで、4日間で行われる米女子ツアーである『スウィンギングスカート台湾選手権』に主催者推薦で出場する事が発表されました。
◆移動時間が短い事が決め手◆
全英女子オープンを優勝した事で、今季の米女子ツアー出場権を得ましたが、渋野は国内でプレーを続ける道を選択しておりました。しかし、渋野の目標とする東京五輪出場の為には、日本ツアー参戦よりもポイントの高い、米女子ツアーに参戦する方が有利に働くという事と、その翌週11月8日～10日に行われる、全米女子プロゴルフ協会公式戦であり、世界のトップ選手が集うLPGAツアー『TOTOジャパンクラシック』(瀬田ＧＣ・北コース・滋賀県)に自身も出場予定である事もあり、今回は移動時間の短い台湾での試合という事から出場の決断をしたようです。
◆試合日程が被ってしまう◆
同じ週には、国内ツアーであり、日本人選手で初めて海外メジャーを制した樋口久子の冠大会『樋口久子 三菱電機レディス』（11月1日～3日・武蔵丘ＧＣ・埼玉県）が開催される予定だっただけに、渋野自身どちらに出場するか最後まで迷った末の決断だったといいます。渋野は、既にトーナメント会場で樋口顧問に対し、今回米ツアーに出場する事を直接報告しているようです。
現在、最も観客を呼び寄せる選手と言っても過言ではない渋野日向子の参戦が無くなり、日本女子プロゴルフ協会顧問である樋口顧問としては少し残念ではあるかも知れないですが、樋口顧問自身、そしてファンにとっても渋野の東京五輪出場、という事を願っているものと思いますので、今回の件はタイミングが悪かったとしか言いようが無いですね･･･
渋野日向子と樋口久子
◆気になる世界ランキング◆
世界ランキング上位2人の選出になることが濃厚とされている東京五輪への出場をかける渋野にとっては、全英制覇で得た今季の米ツアー出場資格の行使を見送ったとはいえ、ランキングを上げる為にピンポイントでの米ツアー参戦という今回は仕方ないですよね。 現在世界ランキングの日本人上位といえば、3位の“畑岡奈紗”（20）そして11位である“渋野日向子”（20）、3番手には26位の“鈴木愛”（25）が控えており、現在は日本人2位という東京五輪へ出場可能な順位を確保しております。（2019年10月8日時点）
◆先週は畑岡奈紗が優勝◆
先日、10月3日から行われた、日本女子オープンゴルフ選手権では畑岡奈紗が見事優勝を果たしており、渋野日向子は7位という結果に終わりました。畑岡を追い越し、日本人1位になる事が目標になるのでしょうが、何とか日本人2位というのは確保したいところですのでプロとして、そして五輪出場権獲得という目標があればポイントの高いとされる米女子ツアーでプレーするのは当然の事なのでしょう。しかも今大会では予選落がないという事ですからね。
◆渋野のコメント◆
優勝したAIG全英女子オープン以来、米ツアー出場2戦目となる渋野は事務所を通じ、「この度、スウィンギングスカートLPGA台湾選手権より推薦を頂き、とても嬉しく思います。2回目のアメリカツアー参戦ですが、試合に出場するからには良い結果を残せるように精一杯頑張ってきます。日本の皆様に良い報告ができるように頑張りますので、応援していただけると嬉しいです」とコメントしています。
また、前週に行われた日本女子オープン2日目の記者会見で米ツアー参戦に関し、「全英で優勝した時よりは、興味が出てきた」と米ツアーに挑戦する可能性のある発言も匂わせていたようです。
◆渋野の目標とする人物◆
渋野自身が目標とするゴルファーというのが、現在世界ランキング5位の“レクシー・トンプソン”（24）であります。ちなみに、そのレクシー・トンプソンは“天才少女”と言われ、2010年6月に15歳126日の若さでプロに転向し、15歳359日でプロになったミッシェル・ウィを抜いて史上最年少記録となりました。そして翌2011年、16歳7ヶ月で『ナビスターLPGAクラシック』を優勝し、2005年にポーラ・クリーマーが樹立した最年少優勝記録（18歳9カ月）を大幅に更新し、次々と年少記録を塗り替えております。
渋野が目標とするレクシートンプソン
現在は、米女子ツアーの平均飛距離で上位に立つ飛ばし屋と言われ、その飛距離は男子プロも顔負けの300ヤードだといいます。日本女子プロゴルファーで飛ばし屋と言われている選手には、“渡邊彩香”（26）、“香妻琴乃”（27）、“穴井詩”（31）らがおりますが、そのなかでも飛距離のある渡邊彩香でも最大飛距離280ヤードだと言います。そんな事からレクシー・トンプソンの“飛ばし屋”という異名には納得できますよね。 また、2016年には日本ツアーである『ワールドレディス サロンパス杯』で日本メジャー初出場すると、世界の力を見せつけ優勝を果たし、連日多くのギャラリーに笑顔でサインをするなど、ファンサービスも旺盛で大会を盛り上げていました。
ファンサービスをする渋野日向子
◆渋野の今後◆
渋野にとって、ゴルフのプレーはもちろん大事ですが、ファンサービスも欠かさないという事から、そんなレクシー・トンプソンが目標の存在になるというのも分かりますよね。この先、目標の存在であるレクシー・トンプソンと、米ツアーで2人同組でまわる、という事が現実になるのもそんなに遠くない事かも知れないですね。もし現実になるのであれば、日本で見られなくなるのはとても寂しい事ですが、本当に楽しみです。
全英女王獲得という名誉と、29ラウンド連続オーバーパー無しという国内ツアー新記録を達成した渋野ですが、自身の目標であった国内ツアーでの獲得賞金1億円を突破した今、まずはこれから、今季の“賞金女王”そして来年の“東京五輪出場権獲得”というのが当面の目標になるのものだと思われます。
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今シーズン現在、国内ツアー3勝、海外ツアー1勝と、ますます注目と人気の集まる“スマイルシンデレラ”渋野日向子。これからも渋野のプロゴルファーとしての活躍をはじめ、恒例のモグモグタイム、そしてシブコ節にも大変注目ですね。
◆渋野日向子2019・国内外ツアー優勝大会
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5月9日～12日 |
2400万円 |
-12 |
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7月4日～7日 |
資生堂 アネッサ レディスオープン |
2160万円 |
-12 |
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8月1日～4日 |
AIG全英女子オープン(米ツアー) |
約7200万円 |
-18 |
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9月20日～22日 |
第50回デサントレディース東海クラシック |
1440万円 |
-13 |
